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枡の上のグラス注がれた日本酒と赤い花

日本酒に興味をもった時に気になるのが、日本酒の種類。

大吟醸・純米吟醸・本醸造など、難しい言葉が並んでいて「なにがどう違うの?」と疑問に感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、日本酒の種類についてわかりやすく解説!

種類ごとの特徴が分かれば、居酒屋や店舗で「知っている銘柄が置いてない!」という際にも、好みの味わいの日本酒を選べるようになりますよ。

日本酒の種類はいくつある?一覧表でわかりやすく解説!

日本酒のラベルに「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」など、さまざまな表記がされているのを見たことはありませんか?

日本酒は、原料・精米歩合などの一定の条件を満たす8種の「特定名称酒」と、「普通酒」に分かれます。

特定名称酒は、大きく分けると「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3グループに分かれます。さらに細かく分類すると、以下の一覧表のように分類されます。

特定名称酒に該当しない清酒が、普通酒と呼ばれます。

普通酒は、原料・精米歩合に特に決まりがなく、比較的リーズナブルなお酒が多いのが特徴です。

原料による違い

日本酒を造る原料が、米と米麹のみで造られているものが純米酒。

醸造アルコールを加えたものが吟醸酒・本醸造酒です。

「アルコールを加える」と聞くと、「かさ増ししているの?」とのイメージが湧くかもしれませんが、そうではありません。

醸造アルコールは、アルコール度数を上げて保存性を高めたり、香りを際立たせるために使用されているのです。

精米歩合による違い

「精米歩合」とは、米をどれだけ磨いたかを示す指標のこと。
日本酒にとって精米歩合は味を決める重要なポイントなのです。

私たちが普段食べているお米と同じように、酒造りに使用するお米も精米を行っています。

たとえば「精米歩合60%」と表記されていれば、「米の表層から40%磨いている」という意味になります。

お米を丁寧に磨き上げるのは手間と時間がかかるため、精米歩合が低いほど高級酒になる傾向がありますが、味の好みは人それぞれ。

しっかり磨き上げた日本酒は、余分な雑味が取り払われた分、クリアでフルーティーな香りの日本酒に仕上がります。一方、米の外側を多く残した状態で仕込む日本酒であれば、米の旨味が感じられる、コクのある芳醇な味わいになるのです。

一概に「精米歩合が低い=良いお酒」と決められないのも日本酒の奥が深いところですね。

これだけは押さえておきたい日本酒の種類。それぞれの違いとは?

おちょこに注がれた日本酒とお米・稲

「日本酒の種類がたくさんあるのは分かったけれど、なにから押さえればいいの?」と迷ってしまった人は、「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3つをまずは覚えておきましょう!

純米酒

「純米酒」とは、米・米麴だけで造られた日本酒のこと。

お米本来の旨味・甘味を感じやすく、日本酒ビギナーの人にとっても飲みやすい日本酒が多いです。

日本盛の超特撰 惣花は、芳醇な香りまろやかな口当たり、すっきりした喉ごしで、気品あるコクが特徴の純米吟醸酒。グラスに注いだときの香りは穏やかですが、口に含むと上品な香りとふくらみのある味わいが特徴のお酒であるため、「味吟醸」と呼ばれています。

「純米酒ってどんな味?」と気になる人は、ぜひ試してみてくださいね。

吟醸酒

「吟醸酒」とは、精米歩合60%以下で、米・米麴・醸造アルコールを原料とし、なおかつ吟醸造りという製法が用いられている日本酒のこと。

吟醸酒はバナナやメロンのような果物や、お花を思わせるような華やかな香りがするのが特徴です。

吟醸酒に分類され、かつ醸造アルコールを添加しない日本酒は「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」と呼ばれます。

吟醸酒をお探しの方は、日本盛オリジナル酵母と丹波杜氏伝承の技術で造りあげた、果実のような華やかな香りの『大吟醸 720ml』はいかがですか?

吟醸酒ならではの「吟醸香」を、ぜひ楽しんでみてくださいね。

本醸造酒

「本醸造酒」とは、精米歩合70%以下で、米・米麴・醸造アルコールを原料として造った日本酒です。

本醸造酒はスッキリとキレがあり、力強さを感じる味わいが特徴。

香りが控えめなものが多いので、どのような料理にも合いやすく食中酒としておすすめの日本酒です。

SAKARIonlineで販売中の生原酒本醸造200mlボトル缶は、しっかりとした味わいと、贅沢なコク・旨味が魅力。

生原酒ボトル缶シリーズなら4種類の飲み比べができるので、ぜひ純米酒・吟醸酒との飲み比べも楽しんでみてくださいね!

日本酒の分類方法はさまざま!そのほかの日本酒の種類

透明な徳利・おちょこに入った日本酒と花瓶

原料・精米歩合のほかにも、日本酒の分類方法はさまざま。

香りや味わいによって呼び方が変わったり、火入れ回数やタイミングによって名前が付けられたりします。

原料・精米歩合以外の日本酒の分類について紹介するので、ぜひ目を通してみてくださいね。

香り・味わいによる分類

日本酒は、香りや味わいによって4つの種類に分類されます。

香り・味わいの特徴が分かると、自分の好みのお酒も見つけやすくなりますよ。

ここでは、それぞれのお酒の香り・味わいの特徴を紹介します。

薫酒

「薫酒」は、果物や花を思わせるフルーティーな香りがする日本酒のこと。

大吟醸酒などがこれに当てはまることが多く、若い女性や普段あまり日本酒を飲み慣れていない人からも人気が高いです。

優しい味わいのものが多く、軽やかな飲み口が魅力といえます。

爽酒

「爽酒」とは、文字通り爽やかで軽快な味わいのお酒。

すっきりとした味わいで普通酒や本醸造酒に多く、香りが穏やかなのでどんなお料理とも合いやすく、食中酒にもぴったりです。

晩酌用の日本酒を探している人は、爽酒を選んでみてはいかがでしょうか?

醇酒

「醇酒」は、お米の旨味や甘味・コクをしっかりと感じられる日本酒です。

純米のお酒に多く、どっしりとした飲みごたえのある味わいが特徴。

味の濃いお料理との相性もバツグンです!

熟酒

「熟酒」とは、その名のとおり熟成されたお酒のこと。

独特の色味や深い味わい・香りが特徴です。

まったりと濃厚な飲み心地で、味・香りが強いため、それに負けない濃い味付けのお料理と合わせるのがおすすめですよ。

火入れの回数による違い

日本酒は、搾ったあと(貯蔵前)と瓶詰めのあと(出荷前)の計2回火入れをおこなうのが一般的。

しかし、火入れの回数が1回のみだったり、まったく火入れを行わなかったりする日本酒もあります。

上記のように、火入れの回数やタイミングによって、呼び方や味わいが異なります。

「生酒」「生貯蔵酒」などラベルに記載されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

好みの日本酒はどれ?違いを知って、お気に入りの日本酒を見つけてみよう

枡に注がれた日本酒と花

日本酒の種類をすべて覚え、それぞれの違いを完ぺきに把握するのは、ちょっとハードルが高いかもしれません。

ですが、「美味しいな」と感じる日本酒に出会った際には、ぜひそのお酒がどの種類に分類されるのかを見てみましょう。

日本酒のラベルやお店のメニューを見ると「純米大吟醸酒」「本醸造酒」などの記載があります。

好みの味の名前を覚えて、ぜひお気に入りの日本酒を見つけてみてくださいね。

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